ウィリアム・ギブスンが「ニューロマンサー」を書いてから、
もうすぐ三十年。
あの頃――
あらゆるカルチャーは「サイバーパンク」に酔っていた。
八方破れの自由と、猥雑さにあふれた、未来世界。
すっかり探索され尽くされたこの世界に、絶妙なタイミングで
現われたもうひとつの世界――ネットワーク世界。
これら、サイバーパンクが示したヴィジョンは、
世紀末のひとびとに、あまりにうまく「ハマった」。
ただ、うまくハマりすぎて、またたく間に喰い散らかされ、
結果としてそれが陳腐なものになるのに、時間はかからなかった。
そして、2010年。
もう、サイバーパンクなるコトバも聞かれなくなり、
その小道具だけが、マンガやアニメで使われるのみ、という時代。
そんな時代に、
サイバーパンクを語る、一冊の同人誌(!)が現われた。
誰も、重々しくない。
軽やかな語り口で、サイバーパンクが語られる。
もちろん、そうであるべきだ。
80年代に、あのムーブメントに遭遇した、すべてのひとに
薦めたい一冊。
商品コード ■2000000044408
商品名 ■サイバーパンカー
サークル ■randam_butter
【価格】1,260 円(税込)
【作家】井上雑兵、ヒライ、深見真、K(仮称)、V林田
【発行日】2009/12/31
【サイズ】新書判
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