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COMIC ZIN 日記

とりあえず簡単に行こう
2009/05/20
【塚本日記】

左肩が痛いです。 電車でマンガを読む姿勢を取ると肩にくるんですね。

今回は首まで来ているので昨日から会社そばの整骨院に行き始めました。
ここは前も良くしてくれたので、今回も治るといいんですが。

さていろいろ書こうとしましたが、また続かなくなるので備忘録のみで。
それではまた。

【5月20日読書備忘録】

●「週刊少年ジャンプ」 ( 集英社 )
 新連載「AKABOSHI」。
 西尾維新先生原作、先週の新連載「めだかボックス」も話題ですが、
 この「AKABOSHI」も女子向きというか、キャラ立ちしたキャラが多く出てきそうな感じで
 とても期待できそうです。 絵のスタイルも好みなのでまた楽しみが増えました。

 「バクマン。」。また新しいキワなキャラが出てきましたね。
 相変わらず高いテンションでおもしろかったです。
 あとなんといってもお気に入りは「ベるぜバブ」。
 先週からヒロイン格の新キャラが登場したのですが、その流れも良かったです。
 今回は繋ぎの回でしたが、楽しめました。
 次週への引きも良かったですね。 読むのがすごく楽しみです。

●「地を這う魚 ひでおの青春日記」 ( 吾妻ひでお / 角川書店 )
 いまだから正直に話しますが、「失踪日記」を読んだとき、
 「いやあ新井素子さん、大変だったんだな」って思ったものです。
 そう、新井素子先生が奥さんだと思っていたんです。恥ずかしい話です。

●「ノノノノ」6巻 ( 岡本倫 / 集英社 )
 スキージャンプのお話。
 タイトルの「ノ」のデザインはジャンプ台をイメージしたデザインになっていて
 洒落ていますね。  4コマでおなじみVORALEさんのデザインです。
 このマンガ、非常に面白いんですが、ひとつ気になるのが設定の肝になる
 「●●は××に出られない」 ( ネタばれになるので伏字 ) という重要な要素が近年
 「●●も××に出られる」ようになりそうなんですね。
 そうなった場合、このマンガがどう動くか、
 物語の要素とは全く別なんですが、非常に気になります。
 スポーツの世界は時折ルールががらりと変わるので、そのへん大変だなと思います。
 バレーマンガだといきなりリベロシステムが始まったり、
 あれはスポーツファンの自分でも戸惑ったものですから、
 ルール変更前で設定を作っていた作家さんの混乱は大変だったでしょう。

 スポーツネタで印象的だったことに、以前、曽田正人先生にインタビューした際に伺った、
 メジャーリーグの漫画を描くのは難しくなったというコメントがあります。
 これはもうイチローや (当時だと) 野茂がマンガのような活躍をしちゃったからなんですね。
 つまりある意味マンガを超えちゃったヒーローが現実に現れたから、
 それを超えるキャラを描くのが難しいという意味なんでしょう。
 ちなみに「capeta」では「シューマッハに勝つにはどうしたらいいんだろう」
 「どんな奴だったら勝てるだろう」と考えながら描いているそうです。
 ( 連載当初に伺ったお話です )
 主人公の伝記を書くつもりで描いているという曽田先生らしいですね。

●「ももんち」 ( 冬目景 / 小学館 )
 いや、参りました。 かわいい、ほんとかわいい。
 冬目先生の作品は全部購入して、まあまだ未読なものもありますが、
 読む前からイメージは出来ていたんですが、
 まさかこんなかわいいものを持ってくるとは。
 完全にやられました。 あとがきを読んで納得。
 「目指したのは昔の少女漫画」とのこと。 それはかわいいはずです。
 女性が描く、女の子のかわいらしさに漫画好きのオトコは弱いですからねえ。
 カラーも豊富でとっても素敵なコミックスになっています。
 冬目景先生を未読の方でもこれは激オススメです!

●「ゴーイン!! マイクック▼」 ( 後藤羽矢子 / 竹書房 )
 いまとなっては作家買いの対象の後藤先生の新作。 気楽に楽しめる良作でした。

●「白竜LEGEND」7巻 ( 天王寺大 ・ 渡辺みちお / 日本文芸社 )

●「みんなミュージカル!」 ( アサイ / 双葉社 )
 ブログ発のコミックス。 帯にアクセス数が少ないブログマンガと書かれていますが、
 「コミックハイ!」が行っているWeb企画から生まれた作品なんですね。
 作品はもうシンプル、学生がバカやって、過ごす毎日、いわゆる学園コメディです。
 でもそのバカ騒ぎがタイトル通り、ミュージカル的な楽しさにあふれていて、
 読み手にその楽しそうな雰囲気がよく伝わってくる良作でした。
 ミュージカルといえば、自分も「ヘアスプレー」をブロードウェイで見たときは
 最後は立ち上がって踊っていましたが ( 逆に「マンマミーア」は最後の「ダンシング
 クイーン」でノレなかったので悔しかったですね)、こういうノリは大好きです。
 今度の「コミックハイ!」から連載ということで、非常に楽しみです。
 こういうのがあるから「コミックハイ!」は侮れない ( 誉め言葉ですヨ ) です。

[ 担当:塚本 ]